2015年11月29日 (日)

Pressセラミックス

IPS emaxPressが市場を席巻して来ている。日本のIvoclar社はProgramat EP3000とかEP5000を使わないと
材料の性能は発揮できないとして自社の新しい機材を強烈に売り込んでくる。またそれをまともに信じてそれで

ないとダメだと言いふらす人も居る(まるでIvoclarの広報)。しかし旧型のEP500とかEP600Combiを使っ

た使用法もメーカーは説明している(日本では説明は無いが)。さらに他社の機材を使った方法にも触れてい

る。メーカーの言いなりに新しい機器を購入する必要は無さそうだ。最近、emax pressに似たような製品も各

社から出て来た。pentronのi-motion epress、Vita社のPM 9 松風のVintage LDとかである。i-motion epress
はemax pressとほぼ同等の商品のようだ。PM 9はパンフレットを見る限り材質的には異なる組成を持ってる。
Vintage LDはempress2と同等の強度(曲げ強さ300MP)らしい。必ずしも曲げ強さが400MP必要だと云う
わけでもないし、其れ其れの特徴を生かして使われれば良いだろう。ビッカース硬度はいずれも余り違いは無い

ようだ、硬度が大きくセット後歯髄炎を起こすと云う話も有る。エナメル質の硬度が343HV,20KGoldのビッカ
ース硬度は120HV程度、Co-Cr合金で300-400HV程度、総義歯の臼歯に陶歯(460-500HV)を排列するとカチ
カチして頭に響き、違和感が有るから人工歯を交換してくれとクレームがつく事が有る。そんな事から10倍
〜50倍もの硬度が有るものを入れて補綴歯のみならず対合歯や隣在歯まで強烈な知覚過敏を起こし抜髄と云う
事になる事が有るのもうなずける。
(下記の図の数値が同一条件でのテストかどうか分らないし、意味の有る比較になるものかどうかは不明だが
他の文献でジルコニアのビッカース硬度を1200としているものも有るが、多分1200HV10のことだと思われ
るHV10はHVの10倍の加重をして得られた数値である。)

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2010年10月27日 (水)

ジルコニアの次の手? Die Cad-on-technik

das dental laborの10月号:ジルコニアのフレームにCad・Camで作成したe・maxのシェルを付けて焼
成して一体化する方法が載っている。ジルコニアにポーセレンを築成した場合のトラブルに対応するべ
く強度の大きいe・maxを使おうというのだろう。Press on ではなく Cad onである。削除量が多く必要
だろうし、ベースのジルコニアとシェルのe・maxの境界はバインダーになるセラミックスでうまく修正
できるのだろうか?

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(das dental labor 10月号 Die Cad-on-technik,teil1より)

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2010年5月19日 (水)

ジルコニアの信頼性について

ジルコニアのクラウンについてはチッピングや破折のトラブルがあるようだ。我が国でもいろいろな解決
法がこころみられている。

アメリカではすでにC.O.S.(Chairside Oral Scanner)が臨床に供されているようだ。
dentalproductsreport.comではジルコニアの取り扱い上の注意について述べている

1、築成するポーセレンをサポートするフレームのデザイン
2、シンター前のジルコニアのブリッジなどのブロックから切り出す時取り扱いは慎重に
3、シンター後修正が必要な場合十分な水の下で行う、サンドは50μで25psi.
4、ウォッシュベークは薄く通常より50℃高く行う
5、ポーセレン築成
6、30℃/分のレートで温度上昇
7、係留は1分
8、最終焼成クーリングレート60℃/分で6分
9、100℃になるまでマッフルで  冷却サイクル15分

と記してある、安定したジルコニアの補綴物を作成するには多くの注意が必要である。
また、LAVAのC.O.S.システムではワックスアップせずに、CADでフレームのデザインをして、そのデー
ターでCAMでフレームを作成するようなのでオペレーターの能力いかんで制作物の善し悪しが決定される
ので担当オペレーターを指定するようなシステムが必要かもしれない。

某雑誌にはドイツでのセラミックス補綴に占めるジルコニアクラウンの割合は10〜20%という話がでて
いた。雑誌をにぎわすほど普及していないのが実情らしい。最近のGold価格の高騰によりこの割合は変化
するかもしれないが貴金属の架工し易さ、汎用性等を考えるとまだまだであろう。

LAVAのC.O.S.システムについては
http://ceram.way-nifty.com/essay/2010/04/post-8fd4.htmlを参照

興味のある方は
http://www.dentalproductsreport.com/articles/show/dlp0310-WE_3M/1

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2010年5月 9日 (日)

Vita社のセラミックスの新製品

Vitaでプレスセラミックスの新製品を出した。名前はVitaPM9,通常のレイヤリングとステインテクニック
ができる、そしてジルコニアの上にも同一の材料でプレスできるという。流れはプレスセラミックスか?
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参考記事:
http://www.dentalproductsreport.com/articles/show/dlp1007_bm_videntvitapm

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2010年1月 9日 (土)

Vintage MP

 メタルセラミックス用の陶材もいくつか新製品が出て世代交代がなされてきた、その度に新しいもの
を買うわけにはいかないが、今回、松風ビンテージMPトライアルキットを購入し使用してみた。従来の
ビンテージハロー陶材より、焼成温度が低くなり、オペークがベースオペークとシェードオペークで二
層に盛るようになりペーストタイプになった。オペークが薄くても十分に金属色を隠せるのが画期的だ。
酸化膜が黒いBegoのCo-Cr合金のウィロボンドCに築成してみたがグレーっぽさや青っぽさは無かった。
Co-Cr合金等の酸化膜が特に黒い金属にはかなり有効な陶材だと思う。従来のものに比べると評価は大
幅にアップしたというところでしょう。

ちなみに、ウィロボンドCとは合わない陶材もあるようだCo-Cr合金と陶材との相性はお気をつけを・・

Vintagemp

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2009年9月17日 (木)

ディスポーザブルプランジャー

噂には聞いていた、プレッサブルセラミックスのプランジャーの自製法を試してみました。オリジナルを
シリコン印象材でコピーして、埋没する時の埋没材の残りを使ってシリコンの型に流し込み作成したもの
を使用してみた。1発目は埋没材が硬化膨張する事が念頭になかったため、鋳型の温度が上がって(900°
C)セラミックスのインゴットをセットし、いざプランジャーをセットしようとしたら入らないではない
ですか!!アチャー!!慌ててオリジナルのプランジャーでプレスしました。火傷しないようにちょっと
焦りまくり。そこで、2発目プランジャーをサンドペーパーで均一に削り少々径を細くして。型を炉に入
れる前に使用可能かどうか径を確認してから実行。今回は問題なく鋳込まれました。わずかなエコ、コス
トカットですが何となく嬉しい。プランジャーって結構精度良くできてるのですね。

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2008年1月16日 (水)

プレスセラミックスの新手法

IvoclarからInLine PoM、 BegoからBeCeなる商品が出た
メタルにセラミックスをプレスして作成するセラミックスクラウンである。
ジルコニアは一段落なのか、それとも従来のセラミックスの見直しなのか
よく分からないが、InLine PoMは金属の膨張係数に合わせてあるようだ。
13.8 – 14.5 10-6 K-1 25-500°C となっている。
強度はEmpress2ほどあるかどうかは分からない。
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IvoclarのInLine PoMを扱った記事Das dental labor 2007/11より
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同様の商品がBegoからも、プレス用のファーネスも各社から。

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2007年3月22日 (木)

オールセラミックス

Dental labor 2月号からですが、最近ジルコニアを使ったオールセラミックスの記事が目につきます
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こんなケースではミリングはタービンでミリングするようです。

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ミリングマシンの上に洗面器を置き眼鏡をして肩からタオルをしないと水浸しになってしまうようですね。(@_@)

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